2006年 10月 02日
映画『フラガール』を観ました |
…足を運んだのは、もう何日か前のことになります。
9月23日に劇場公開となりましたが、芸能ニュースや公開直前の《第79回米アカデミー賞優秀外国映画部門作品》として日本代表に決まったことなどでご存知の方も多いのではないでしょうか。 エントリーした日本作品23作品の中から決定の、今回栄えあるノミネートです。 (正式な出品は、来年1月23日ということです。)
パンフレットというには素敵な装丁です。 タテ24cm余、ヨコ17.5cm、厚さが1cm足らず。しっかりとした作りになっています。 表紙にはこうしてハイビスカスの花がふんだんに描かれ、ところどころにフラガールの踊る姿が。
舞台になった常磐炭鉱については、パンフレットから抜粋させていただくと
「江戸時代末期より石炭の採掘が行われ、1950年に始まった朝鮮戦争による特需で第二の全盛期を迎えた。昭和28年(1953年)には130の炭鉱が操業、従業員数は1万6千人、年間360万トンの石炭を産出していた。 ~中略~
石油に主役の座を明け渡すエネルギー革命の波が押し寄せ、常磐炭磺は昭和37年(1962年)に2千人におよぶ人員整理案を提出。」
とあります。
この時期を経ての昭和41年5月の常磐ハワイアンセンターのオープンまでの様々なドラマがこの『フラガール』に込められています。
松雪泰子さん・蒼井優さんをはじめとした女優のみなさまの素晴らしいダンスもさることながら、自然と向き合って生計を立てていかなくてはならず、それが時代の波に押される時の苦しさも伝わってきます。
松雪さんと彼女を取り囲む人たちが相容れないところから次第に心通うまでや、富司純子さん演じる山を守り続けてきた女性と娘の葛藤、炭鉱に働く人たちと次の道を探さざるを得ない人たちの葛藤…。 その中で明日への希望を見出し、夢を忘れない姿を李相日監督が明るくたくましく描いてくださっている映画です。
松雪泰子さん演じる”平山まどか”さんのモデルとなられたカレイニナ早川さんは、現在は常磐音楽舞踊学院最高顧問とのこと。 どんな思いでこの映画をご覧になったのでしょうか。
まだ女性が人前で肌を見せるなど…という時代、東京から北では新幹線もまだまだ、娯楽も少ない時代に、この常磐ハワイアンセンターの出現は幼心にも画期的な出来事でした。 寒い地方でハワイを味わえる~まさしく、「夢」のような場所です。 実際にその当時のご苦労は、炭鉱に働く方もハワイアンセンターに携わる方も想像以上のものがあっただろうと言うしかありません。
個人的には蒼井優さんの白いドレス姿・松雪泰子さんの素敵なファッションの数々(スタイリストは以前『anan』等でご活躍の安野ともこさんでした)という、女性ならではの着こなしも嬉しい映画でした。
ハイビスカスの花言葉は 繊細な美・新しい美・私はあなたを信じます
映画『フラガール』にもふさわしい言葉ですね。
いわき市の映画『フラガール』を応援する会のサイトはこちらです。(右上の「フラガール オフィシャルサイトはこちら」をクリックしていただくと、オフィシャルサイトもご覧になれます。)
9月23日に劇場公開となりましたが、芸能ニュースや公開直前の《第79回米アカデミー賞優秀外国映画部門作品》として日本代表に決まったことなどでご存知の方も多いのではないでしょうか。 エントリーした日本作品23作品の中から決定の、今回栄えあるノミネートです。 (正式な出品は、来年1月23日ということです。)
パンフレットというには素敵な装丁です。 タテ24cm余、ヨコ17.5cm、厚さが1cm足らず。しっかりとした作りになっています。 表紙にはこうしてハイビスカスの花がふんだんに描かれ、ところどころにフラガールの踊る姿が。
舞台になった常磐炭鉱については、パンフレットから抜粋させていただくと
「江戸時代末期より石炭の採掘が行われ、1950年に始まった朝鮮戦争による特需で第二の全盛期を迎えた。昭和28年(1953年)には130の炭鉱が操業、従業員数は1万6千人、年間360万トンの石炭を産出していた。 ~中略~
石油に主役の座を明け渡すエネルギー革命の波が押し寄せ、常磐炭磺は昭和37年(1962年)に2千人におよぶ人員整理案を提出。」
とあります。
この時期を経ての昭和41年5月の常磐ハワイアンセンターのオープンまでの様々なドラマがこの『フラガール』に込められています。
松雪泰子さん・蒼井優さんをはじめとした女優のみなさまの素晴らしいダンスもさることながら、自然と向き合って生計を立てていかなくてはならず、それが時代の波に押される時の苦しさも伝わってきます。
松雪さんと彼女を取り囲む人たちが相容れないところから次第に心通うまでや、富司純子さん演じる山を守り続けてきた女性と娘の葛藤、炭鉱に働く人たちと次の道を探さざるを得ない人たちの葛藤…。 その中で明日への希望を見出し、夢を忘れない姿を李相日監督が明るくたくましく描いてくださっている映画です。
松雪泰子さん演じる”平山まどか”さんのモデルとなられたカレイニナ早川さんは、現在は常磐音楽舞踊学院最高顧問とのこと。 どんな思いでこの映画をご覧になったのでしょうか。
まだ女性が人前で肌を見せるなど…という時代、東京から北では新幹線もまだまだ、娯楽も少ない時代に、この常磐ハワイアンセンターの出現は幼心にも画期的な出来事でした。 寒い地方でハワイを味わえる~まさしく、「夢」のような場所です。 実際にその当時のご苦労は、炭鉱に働く方もハワイアンセンターに携わる方も想像以上のものがあっただろうと言うしかありません。
個人的には蒼井優さんの白いドレス姿・松雪泰子さんの素敵なファッションの数々(スタイリストは以前『anan』等でご活躍の安野ともこさんでした)という、女性ならではの着こなしも嬉しい映画でした。
ハイビスカスの花言葉は 繊細な美・新しい美・私はあなたを信じます
映画『フラガール』にもふさわしい言葉ですね。
いわき市の映画『フラガール』を応援する会のサイトはこちらです。(右上の「フラガール オフィシャルサイトはこちら」をクリックしていただくと、オフィシャルサイトもご覧になれます。)
by vita30
| 2006-10-02 00:00
| ひととき